LGBTの当事者のうち、
トランスジェンダーの方々にとって
トイレの利用について、
どちらの性のトイレを利用するのかという
問題があります。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2018/07/性同一性障害-300x255.png)
身体の性別と自認する性別
見た目が心の性別に近いかどうか
近いけど、その性別のトイレを使うか
どうか…
見た目は身体の性別のままでも、
異性っぽい格好をされている方もいる一方で、
ホルモン療法などで声も見た目も変化している方
もいます。
本音では、自認する性別のトイレを
使いたいけど、
(仕方なく)誰でもトイレを使うという
考えもあります。
なので、周りの環境による使い分けを
されている方も少なくありません。
たしかに、パス度(見た目が変化して周囲も
その性別として認識するようになった状態)が
高くなると、
自分の自認する性別のトイレを使いやすくはなる
のですが、
そのステージに至るまでには、
トイレに行くこと自体を我慢したり、
行かずに済むよう水分を控えたりするなどの
ような辛い経験をされる方は多いのです。
では、トイレの性別選びには、何に注意したら
良いのでしょうか。
1.トイレの性別選びに正解はないが、選び方でリスクはある!
結論からいえば、性自認に基づく性別に
従って利用するのが、本来の筋だと
いえます。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/性自認-300x103.jpg)
しかし、性別適合手術などをしておらず、
外見上の性別と自認する性別との間に差が
ある場合、
他の利用者との関係において、
痴漢や盗撮目的の侵入者と間違われる
リスクもあるのです。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/痴漢.jpg)
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/盗撮.jpg)
かといって性自認のとおりの利用する
ため、自己防衛上、診断書の携帯も
考えられなくはないですが、
その目的のために性同一性障害の診断を
受けることも抵抗がある方もいる
でしょう。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/診断書.jpg)
これについては、
正当に性自認のままに利用する根拠を
裏付けるための法整備が必要です。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/法整備.jpg)
では、誰でもトイレ、共用トイレが良い
ということになりますが、
概念的な違いがあります。
2.誰でもトイレ、いわゆる共用トイレのことなのですが…
上記1.のようなトラブルの元を回避する
ためには、
いわゆる「誰でもトイレ」の利用が
考えられます。
ここで、正直「共用トイレ」という表現は
好ましく思っていません。
男女って概念が残っているからです。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/男女-300x278.png)
「誰でもトイレ」は、
人間の平等という意味があり、
こっちの言葉の方がしっくりきます。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/平等-300x263.jpg)
3.まとめ
いかがだったでしょうか。
まだまだ「誰でもトイレ」の普及率は
高いとはいえないですねぇ。
公共施設の場合、「誰でもトイレ」を
増やすことについて、
行政機関等に要望を出すことは有益
でしょう。
2020年の東京オリンピック・
パラリンピックに向けてそのような動きも
見られています。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/2020年.jpg)
また、私的施設でも、その施設の公共性が
高い場所であれば、
施設管理者に要望を伝えることで
改善の余地はあります。
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