パートナー選びの多様性。coaryはそこまで批判されるべきなのか…?

先日、実業家の前澤友作さんが監修された

coary(コアリ―)』という

シングルマザーを対象とした

婚活・恋活マッチングアプリが

リリースされましたが、

直後に様々な批判殺到で炎上し、

翌日に配信停止にまでに至りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

これは、アプリを利用するにあたり、

「シンママ限定で付き合いたい男性って

何目的?」、

「子どもの情報を入力するのは

気が引ける…」

といった声があったようです。

 

 

まず、主に批判となったのは、

小児性愛者の男性が寄ってくることでの

子どもに対する性的虐待のリスク

経済的困窮につけ込む男性や、

DV等の離婚で何とか逃れているにも

かかわらず、ストーカー行為に

利用されるリスクでした。

 

 

 

 

 

 

 

そして、そういったリスクを

回避するために、

登録にあたっての有料化はもちろん、

入会に際して身分保障を課したり、

相談窓口の設置や、

犯罪行為に繋がる場合に警察との連携が

行き届いているのかどうかが

疑問視される状態でした。

 

仮に、悪いことの利用目的でなくても、

母子を支えられるような

経済力・包容力といった資質が

備わっているかどうかを見極めることも

重要です。

 

また、

女性側が恋愛と子育てを

両立できれば良いものの、

恋愛に走ることで育児放棄に繋がる

ケースも懸念されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもにおいては、

実父でない男性をお父さんとして

受容するまでの心理的な障壁を乗り越える

プロセスをどうするかという

課題もあります。

 

 

ただ、それらの批判以外にも、

そもそもアプリの趣旨やネーミングにすら

批判が殺到していた事実もあります。

 

『coary』という名称が『子あり』に

由来するもので、

「子どもがいる女性と恋愛がしたい」

ということ自体が

不適切・不健全なものというような

批判でした。

 

 

批判の中で、

フィルタリングという意味合いでは

それ相応の理由は分かります。

 

犯罪、虐待といった

母親と子どもに危害が加わるような

リスクを排斥するためにも

審査要件等のようなフィルタリング機能は

重要です。

 

 

ただ、それだけにとどまらず、

アプリの改善点などの有無を言わさず、

「悪しきもの」と言わんばかりの

レッテルを貼るのはいかがなものかと

思います。

 

 

まるで、

「シンママ・シンパパを限定にした

マッチングアプリは不純」と

決めつけるような風潮は

解せないものです。

 

また、男性が

「シンママは寂しくて傷心しているから、

近づいて最終的には性的関係を持ちたい」

という考えを持っている性悪説の像が

前提に置かれているような気もします。

 

 

シンママ・シンパパといった

性別関係なく同じ境遇の者どうしが

健全に出逢える場があるのは画期的で、

子持ちにこだわることにおいても、

不妊、性別適合手術や病気などの理由で

子どもを授かれない事情があっても

子どもを含む家族をもつことが

望めるのは前向きな話です。

 

というのも、

不妊は女性だけの問題ではなく、

男性の問題でもあるからです。

 

 

安全なマッチングアプリを運営するのは

当然ですが、

coaryは、子持ちでシングルに特化し、

好ましくない目立ち方をしてしまった

ということが否めないので、

本来marrishのように

シングルにとっても都合が良く、

セクシュアリティ・関係性の多様性を

前提とした発信方法が良かったのでは

ないかと

個人的には思います。

 

 

 

 

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