司法書士を開業して、
LGBT支援・ジェンダー問題に
動き出して約1年経ちました。
直接事情をお知らせできていない方には、
改めてのご報告になります。
最近の私のことをあまり知らない方は、
「実は小國はセクシュアル・マイノリティ
の当事者だから、
その分野に取り組んでいるのでは?」
と思われている方もいるでしょう。
私は、当事者ではなく、
アライ(LGBTの当事者ではない支援者)の
立場で活動させていただいています。
司法書士としてLGBT支援として
動き出させた一番大きなきっかけは、
「日本の社会や法律におけるフェミニズム
(女尊男卑・男性蔑視)から起きる人権の
犠牲者を守りたい!」
という気持ちからでした。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/11/女尊男卑.jpg)
私は、いつしか学校生活、就職・
進路探し、職場環境などの場面において、
人生を振り返ってみて、
日本社会って、
言い方は悪いですけど、
女性が楽して生きていける構造が度を
超しているなぁと
思うようになりました。
(特に、就職・進路・司法書士試験とかで
は、結局女性って結婚の後ろ盾があるやん
ってよく思ってました。
なのに男性とさも同じ土俵にいるかの
ごとく語られることや、
結婚の後ろ盾の現実の話に
触れるのはタブーみたいな空気は
ホントに嫌でした。)
それだけならまだしも、
その女性の権利のために、
男性の人権犠牲は当たり前みたいなこと
にも疑問視していました。
終戦直後の日本が男尊女卑の時代なので、
その反動形成なのだろうか…
だとしても、日本での女尊男卑・
フェミニズム・男性蔑視の風潮が
強すぎませんか…
・電車の女性専用車両、図書館の
女性専用席
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/08/女性専用車.jpg)
・レディースデイ・レディースランチなど
の差別商法
・痴漢冤罪の起きやすさ(司法判断の
男女差別)
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/08/痴漢冤罪-222x300.jpg)
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/08/それでも僕はやってない.jpg)
・女性の主観的なものまでセクハラ扱い
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/08/セクハラ.jpg)
・離婚時における親権
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/08/離婚.jpg)
・妻から夫へのDVがまるで存在しないかの
ような前提
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/11/妻から夫のDV.jpg)
・3K仕事(キツイ・危険・汚い)は
男がやっておけばいいという風潮
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/08/男性蔑視-300x225.jpg)
・同じ犯罪でも女性の方が罪が軽い傾向
っていう風に言い出したらキリがないです
よねぇ…
(彼氏・彼女の関係でもないのに)
男が女におごるのは当たり前っていう
風潮や、
それを「男らしさ」とはき違えた
周りの男性に合わせるのも
ホントに嫌でした。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/11/おごって当たり前-267x300.jpg)
あと男性で、
女性を「女の子」・男性を「野郎」って
言う人って、マジで女性(性欲)の犬です
よねぇ。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/11/犬-300x210.jpg)
それに、このような風潮って
女性の自立的な立場を阻害するような、
まるで女性を対等視していない
(女性は弱き者だから男性を犠牲にしても
助けるべきみたいな雰囲気)のは、
かえって女性に失礼です。
そして、
司法書士に合格してまだ間もない頃、
知り合いと一緒にLGBTの当事者である
弁護士の講演会に参加したことを
きっかけに、LGBTの世界の現状を知り、
自分のジェンダーに関する価値判断と
どこかマッチングする気がしたんです。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/08/マッチング.png)
実は、歪んだフェミニズムって、
セクシュアル・マイノリティの
当事者間にもあるんです。
カースト制(階級)的なものです。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/11/ピラミッド.jpg)
特にレズビアンの方の間では、
容姿・顔立ちが女性に近い側ほど、
優位な立場からものを言え、
MTFの方で男性に近い側が
不利な立場になりがちなのです。
意外に思われるかもしれませんが、
セクシュアル・マイノリティの
当事者同士だから、
色んなことが理解し合えるとか
悩みは共通とは必ずしもいえないのです。
LGBT(セクシュアル・マイノリティ)の
方々にとって、
同性婚ができない故の弊害や、
差別・偏見、不利・不当な扱い、
オープン・クローゼット事情の差から
引き起こされる弊害など、
抱えている問題はたくさんあります。
そして、司法書士の実務上の知識が、
使い方次第でLGBTの方々の権利擁護に
役立つと思い、この分野に取り組みたいと
思いました。
ここ数か月、LGBTに関して、様々な
コミュニティを紹介されることや、
同じ司法書士業界の人権擁護委員会から
声をかけられ研修の機会も増え、
当事者・アライの人脈も拡がって
きました。
これからさらにLGBTの方々の権利擁護や
日本の度を超したフェミニズムの
ブレーキ的な活動に向けて、
スパートをかけていきますので、
私 小國敦史 を
今後ともよろしくお願いします。
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