LGBT、セクシュアル・マイノリティ、
SOGI(性的指向・性自認)に関して、
取組みの進み具合は前進しているに
しても、残念ながら地域格差があり、
自治体・民間企業のすべてが
LGBTフレンドリーというわけではなく、
いまだに異性愛・シスジェンダーが当然の
ような認識しかない所もあります。
性的指向が同性のゲイ、レズビアンなどに
とって、将来の結婚についての話に
触れられて鬱陶しい気分になることも
あります。
特にクローゼットの側にとっては、話を合わせる
のも面倒なことです。
「結婚=幸せになるためのゴール」の
ような概念も時代遅れですし、
また性的指向問わず、何で親でもない他人
が人生の伴侶の話に首を突っ込んでくる
のかと言わんばかりです。
まぁ親でも心配してくれて言っているとはいえ、
あまり好ましくないですねぇ。
そして、職場・その飲みに行く酒席の場に
おいて、上司が隙あらばここぞとばかりに
「結婚生活はいいものだ、
お前も早く決めた方がいいぞ!」、
「男は所帯をもって一人前!」、
みたいな偏った価値観の押しつけを
してくる場面があります。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2020/05/上司と飲み2.png)
まるで「人生の先輩としてありがたい話をして
やろう」という感じでくるんですよねぇ。
また、子どもがいて養育中真っただ中の
アイデンティティが凄く、ただ自分に
とってだけの話なのに
他人に求めてもいないアドバイスを言って
きたり、勝手に持論を繰り広げてくるのも
厄介です。
そのような人で、子どもに夢中であるが
故にしている行動には、
SNSの投稿でやたらと子どもの写真ばかり
を使うことがあります。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2020/05/親バカグラム2-300x199.jpg)
子どもにも肖像権があったり、子どもの写っている
写真が第三者に何かしらの形で悪用される危険性の
論点も確かにありますが、この記事ではその点で
なく、投稿する親側の深層心理について
言及します。
赤ちゃんは、身体がすぐに大きくなって
きたり、発する声や表情のバリエーション
も日々豊かになっていき、毎日が変化の
連続でもあります。
一方、SNSで投稿することって自分が何か
変化していかなければ、そもそもの投稿の
素材がない状態ですよねぇ。
まぁその素材は、一般的に誰かの結婚式だったり、
誰かにタグ付けされるくらいです。
ただ、赤ちゃん(子ども)は、変化して
いき、その写真や動画をついSNSにアップ
したくなり、投稿することで自分の変化
でもないのに、自分ごとの変化ごと錯覚
するメカニズムなんですよねぇ。
時間は単に流れているだけでなく、
それに伴い、社会は、
多様性、新しい概念・認識・知見などの
変化の連続です。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2020/05/時の流れ.jpg)
子どもの成長の変化をSNSに投稿する
こと自体は否定しませんが、
結婚の概念一つとっても変化しているもの
なので、
結婚の価値観の押し付け・子どもの成長に
夢中になる前に意識して欲しいことが
あります。
「子どもは日々成長している、
己は変化しているのか。」と。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2020/05/変化-300x169.jpg)
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