『岬の兄妹』の内容ってまんざら絵空事でもない!

先日、『岬の兄妹』を観てきました。

 

今の時代、youtubeの動画などが

ありふれているので、

そのうち無料で鑑賞できるという意識が

あるせいか、

あまり作品をリアルタイムで観ようと

思うことはまずないのですが、

障害貧困というテーマを

扱っていて、

タブーな風潮で蓋をされやすい部分を

色々詰め込んだ感じがよかったです。

 

 

LGBT、セクシュアル・マイノリティの

困難リストは、決して性的指向・性自認

のみならず、他のジャンルの障害事情、

貧困、セックスワーカーなどの隣接した

テーマもあり、鑑賞するというよりは

学びに行くという感覚でした。

 

 

片足に障害をもつ兄と自閉症の妹が、

生活に困窮するあまりに、

妹の身体で売春を斡旋し、

挙句の果てに妊娠し中絶に至るも、

まだ売春して生計を立てることから脱却

できないような、

とにかくハッピーエンドでは

ありません。

 

 

パーキングエリアのトラック運転手をターゲット

に売春をし、警察の目の掻い潜りも生々しく、

小人症の客との性行為はどこか歪んだ愛の描写

にも思えました。

 

 

法律や倫理を一方的に振りかざした

欺瞞に満ちた汚さの中に、

生きること、快楽に対して純化する

二人の姿をどこか美しく見せようとする

意図があったのではないかと感じさせる

内容でした。

 

 

この作品では、性風俗ではありません

でしたが、一般的なイメージとして

セックスワーカーが、いわゆるホス狂

などの差別・偏見があるみたいですが、

現実には貧困事情も多いようです。

 

 

「風俗が女の墓場」という

昔ながらの考えと違い、

「風俗の墓場」という言葉もあるくらいに、

女性が風俗で働くという概念も変わってきて

いて、「性のデフレ化」もあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

また、メディアの貧困特集で、

風俗の墓場の当事者で、youtuberでも

ある、

鶯谷デッドボールのアボットが

マスコットキャラのブレイク感が凄い

ケースもありますが、

正直レアケースだと思います。

 

 

 

 

 

 

そもそも、このような貧困について、

本来政府がやるべきこととして、

ロスジェネ世代(1970~1982年生)の

年齢層たちへの策を講じることが

挙げられます。

 

大学卒業時に就職氷河期で会社に放り出され、

キャリア形成の時期にデフレで給与は上がらず、

そのくせ給料は低いのに、介護保険の負担や

年金支給開始年齢の引き上げなど、

負担がますます大きくなっているにも

かかわらず、

政府は、雇用では、若年層や女性の社会進出で、

また高齢者への対策や年金改革などを優先して、

ロスジェネ世代に対する策を何も講じておらず、

このままロスジェネ世代が引退を迎える10年後

には社会経済的に崩壊してもおかしくないという

危機意識がないのが現状です。

 

 

この作品を観て改めて思ったのは、

きょうだい児問題の深刻さと、

生活保護や障害者手当の制度利用などを

知らないままでいることの

危なさでした。

 

まぁ勉強にはなりました。

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