性別取扱いの変更で他に影響が出ることはあるのだろうか…?

戸籍上の男性(女性)であった人が、

戸籍上の女性(男性)への性別の

取扱い変更を認められた場合、

戸籍上の異性との婚姻ができるように

なり、婚姻届が役所で受理されることに

なります。

 

 

この場合において、性別の取扱い変更前に

行った契約上の権利義務や身分関係に

ついては、影響が出るわけでは

ありません。

 

 

つまり、原則として、男性・女性のみを

対象とした契約関係が無効になったり、

妻の立場で受給していた給付金が

受けられなくなるということには

なりません。

 

 

では、性別取扱いの変更をすると、

他にどんな影響が出る・出ないかについて

挙げてみます。

 

 

1.戸籍上の記載はどうなるの?

性別の取扱い変更の審判が出ると、本人が

届出をすることなく、戸籍の記載変更

されます。

 

これは、家庭裁判所の書記官による

嘱託手続で行われます。

 

 

この場合、性別の取扱い変更の申立人を

筆頭者とする新戸籍が編製され、

父母との続柄欄には取扱い変更後の

性別に基づく続柄が記載されます。

 

ただし、申立人単独の戸籍の場合、

新戸籍は編製されません。

 

 

 

 

 

 

なお、従前の戸籍の他の兄弟等の父母との

続柄欄は訂正されません。

 

現在の戸籍の取扱いでは、転籍しない

限り、「従前の記録 父母と続柄」が

記載されます

 

 

また、転籍しても、

「平成15年法律第111号3条」の欄は

移記されます。

 

よって、戸籍上の記録には残ることに

なります。

 

 

では、公的証明書の記載には、どのような

変化がみられるのでしょうか。

 

 

2.公的証明書の記載はどうなるの?

住民票や国民健康保険証における性別の

表記は、自動的に変更されます。

 

ただ、住基カードの記載については、

市町村窓口での申請が必要になります。

 

 

 

 

 

 

ほかに、申請しないと性別の表記が

変わらないものもあります。

 

 

パスポートの場合、性別の取扱い変更に

よる訂正の新規申請によって行います。

 

その際には、性別の取扱い変更の記載が

ある戸籍謄本等や、通常新たにパスポート

を作成する場合の書類が必要になります。

 

 

 

 

 

 

運転免許証には性別欄の記載はない

ものの、免許センターの原簿には記載が

あるため、居住地の警察署において

変更手続をする必要があります

 

 

 

 

 

 

3.結論

いかがだったでしょうか。

 

性別の取扱い変更によって、自分の証明書

等の性別欄の記載が、自動的に変わるもの

と申請しないと変わらないものが

あります。

 

申請をしなければ、旧情報のままの証明書

などが、どの件なのかを把握しておくこと

は重要です。

 

このようなことから、一度ご自身の

身分証明書やカード・証書について

チェックしてみることはおすすめです。

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