男尊女卑というフレーズは聞くことは
ありますよねぇ。
でも、私は個人的に日本の風潮は
フェミニズムの過熱のあまりにかえって
女尊男卑だと思います。
ただ、男女という性別やSOGIを問わずに
同じグループの中でも「〇尊〇卑」という
表現でいえば、美尊醜卑という風潮は、
口に出して言われないものの、
まかり通っているものです。
いや、正確には、
「世の中って所詮美尊醜卑が道理だ」
という固定観念をもっている自分が
いました。
実は、割とそうでもないんですよねぇ。
男女コンビで活動しているお笑い芸人で
相席スタートの山﨑ケイさんが提唱する
「ちょうどいいブス」というフレーズを
具体的なエピソードも交えて書かれた
『ちょうどいいブスのススメ!』から
様々な概念や考え方を学べました。
女性の美人・ブスという各立ち位置から
どのように恋愛市場を操作するかという
ような内容ももちろん書かれていますが、
それだけの内容で書かれているわけでは
ありません。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2019/02/恋愛市場.jpg)
人としての徳の積み方も重んじられている
内容です。
男性に「〇〇してもらえる」前提の考えに
なる傾向が「美人」であれば、
その分、気の利く人間像を意識して
日頃から様々なことを伸ばしていく努力
は、本当の意味で美しいものですねぇ。
料理、裁縫、美しい文字、マッサージ、掃除、
お金の管理、語学、というような
身につける武器(能力)のほかに、
素直さ、ほめ上手、ニコニコしている、子ども好き、
音楽好き、気遣いができる、愛情表現をよくする、
というような特性も大事です。
そして、美人・ブスの区別は、あくまで
時間軸のたった一点にすぎず、
美人は経年劣化に備えることって
ものすごく重要なのです。
美人・ブスは、いわばイソップ寓話の
ウサギとカメに物語られている教訓に類似
したものといえるのです。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2019/02/ウサギとカメ.jpg)
恋愛市場で自分が選ばれる側として優位な
立ち位置になることが当然のようになって
しまうのって、徳を積むどころか、むしろ
傲慢さなどを育ててしまうものです。
恋愛市場の需給バランスで、タチ・ネコの過不足に
よっても、このような現象ってあるのかなとも、
ふと疑問に思いました。
まぁ恋愛において、セックス至上主義みたいな考え
でなければ特に問題なさそうですが、
ゲイのタチ不足、レズビアンのネコ不足の状況下
でも、恋愛市場のウサギとカメ理論はあっても
不思議ではありませんよねぇ。
「ちょうどいいブス」は、恋愛市場の母体
がどこかでも変わってきますが、誰もが
武器(能力)を身につける、気の利く人間
となるための特性を伸ばす努力を惜しまず
していけば世界はもっと素晴らしくなる
はずです。
コメントを残す