本日は、コミスタこうべの会議室で
私の所属する、兵庫県マンション管理士会
の研修で講師をさせていただきました。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2019/03/マン管-169x300.jpg)
研修テーマは、多様な家族の生前対策に
ついてです。
メインとなるのは、内縁・事実婚、
同性カップル、おひとりさま同士の
シェアハウス(同居)です。
内縁・事実婚では、相続に関して、
民法、借地借家法、過去の裁判例などを
交えて話させていただきました。
マンション管理士の研修なので、特に
居住権について力を入れました。
次に、同性カップルでは、住宅購入の
ペアローンについて取り上げました。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2017/09/住宅ローン-1-300x167.jpg)
ただ、その前置きとしてLGBTについても
触れさせていただきました。
そもそもマンション管理士は、国家資格の
中でも受験者が中高齢の年齢層が多い資格
で、兵庫会でも60代以上(引退世代)が
多いです。
なので、セクシュアル・マイノリティが
最近メディアで取り上げられる機会が
以前より増えたからといっても、そこまで
よく知っているわけでもありません。
例えば、ゲイについて、
「性自認が女性だから男性を好きになるの
ではないか」、
「女性になりたいと思っているので、女装
したい欲があるのではないか」、
というように誤った認識をもっている方は
います。
ペアローンでは、その前提として、
パートナーシップ契約、任意後見契約が
必要になるため、それぞれの法的な役割に
ついて話させていただきました。
その後、カップルではないけれど、
おひとりさま同士のシェアハウス(同居)
の注意点の話をさせていただきました。
おひとりさま同士のシェアハウス(同居)
といえば、有名人でいうところの
阿佐ヶ谷姉妹が代表例ですかねぇ。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2019/03/阿佐ヶ谷姉妹-212x300.jpg)
ただ、現在は同居していないようです。
たしか荷物が増えて居住スペースが狭く
なったことを理由に、えりさん(姉)が
引っ越されたんでしたねぇ。
同居解消といっても、お隣で徒歩5歩の所
なので、不仲というわけではありません。
5分でなく5歩とは、本当に近いですねぇ。
おひとりさま同士の同居の際に、家の名義
が単独名義であって、住宅ローンの支払を
折半しながら生活している場合を想定した
内容を触れさせていただきました。
住宅ローンの債務者(家の名義人)が折半
している分が、名義人でない方からの贈与
とみなされ、贈与税の課税対象となること
や、同居解消した際における金銭の清算に
関する内容です。
![](http://amethysthoumu.com/wp-content/uploads/2018/02/贈与-300x199.jpg)
今回は、普通によくある相続・生前対策と
違った内容や、LGBTに関する内容を、
引退世代の年齢層が多い中での講義をする
という貴重な経験ができてよかったです。
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