セクハラ立行司の弁明内容…釈明の論点がズレているのでは!

10代の若手行司へのセクハラ行為で

問題となった、

大相撲の立行司の式守伊之助さん

ついて、メディアで話題になりました

 

 

事件は、冬巡業中の沖縄で、未成年の若手行司に

対し数回キスをしたり、胸を触ったりするなどの

行為に及んでいます。

 

 

 

 

 

 

被害者の行司は、ショックは受けているものの、

被害届を出す意向はなかったとのこと。

 

 

しかしながら、この事件は、

「セクハラ」という報じられ方ですが、

強制わいせつの可能性もある犯罪と

いえます。

 

 

なので、セクハラというような

軽い言い方で片づけることが

おかしいですよねぇ。

 

 

酒席での不祥事であり、

行司の最高位という責任者の地位であろう

者が、大きな顰蹙を買っています。

 

 

また、相手は未成年であり、

職務上部下に当たる立場の弱い者に対して

なされた卑劣な行為です。

 

 

ただ、この事件には、もっと根深いものがあると

思います。

 

 

1.酒癖の悪さの常習性の件

本人は、「泥酔していたので覚えて

いない」との発言をしています。

 

 

 

 

 

 

とはいえ、酒の上でのことだから

いいだろうというような

逃げ方・言い訳は、許されるものでは

ありません。

 

 

 

 

 

 

本人の所属部屋の宮城野親方は、

「酒を飲むと正気を失うことがあった」と述べて

いることから、本人は過去に何度も酒の上での

不始末を行っています。

 

 

とすれば、分別ある大人であれば、

酒を止め自らの行動を慎むのが当然で

あり、それができないとすれば

アルコール依存症といえる部分も

あり得ますよねぇ。

 

 

 

 

 

 

WHO(世界保健機関)によるアルコール依存症の

診断基準には、

「飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関して

行動を統制することが困難」・

「明らかに有害な結果が起きているにも

かかわらず飲酒する」

という項目があります。

 

 

よって、親方の証言が事実であれば、

本人がアルコール依存症の可能性は十分に

あります。

 

ということは、今回の事件を起こす前に、

本人の責任として、治療を行う必要が

あったといえます。

 

 

酩酊状態で起こした事件であっても、

「原因において自由な行為」であり、

責任があるのです。

 

 

また、アルコール依存症の可能性以外にも問題が

あります。

 

 

2.セクシュアリティへの論点のすり替えでは…

本人は、「自分は男色の趣味がないので、

なぜこのような行為をしたのか

分からない」と釈明しました。

 

 

ここにいう男色というのは、

本来、趣味の領域ではなく、

性的指向・生き方の領域です。

 

 

 

 

 

 

現在、性的指向の多様性や

セクシュアル・マイノリティ(LGBT)の方々の

人権に関する意識が高まりつつありますが、

このように時代遅れの意識を持っていることを

露見させたといえるでしょう。

 

 

このようにセクシュアリティの問題に

しようとしてますが、これではさも、

「男色の趣味があれば、このような行為を

した」と説明がつくと

言わんばかりの釈明です

 

 

本人の供述に関して、

タレントのIKKOさんは、

「何をおっしゃりたいのか」、

「聞いたときショックだった」

不快感を露わにしました

 

 

 

 

 

 

もちろん、テレビとはいえ、その言葉背負い投げの

笑い要素は、そこにはもう一切ない状態です。

 

 

 

 

 

 

 

未成年の子にショックを与えたことが問題

になっているのに、このような弁明では、

「同性愛の方なら未成年に対しこのような

行為をすることがあっても自然だ」

という誤解を与えかねない発言です。

 

 

本人は、事件を起こしたことよりも、

同性愛者として見られることに屈辱的な

思いを抱いていると思わざるを得ない

ような発言から、

同性愛者に対する差別意識が透けて見える

ように思えます。

 

 

3.まとめ

いかがだったでしょうか。

 

今回の事件で、角界の旧態依然とした

人権意識の低さが見えたといっても

過言ではないといえるのでは

ないでしょうか。

 

 

同性愛・異性愛など関係なく、

分別ある大人であれば、

他者の身体に同意なくして

一方的に触れたり、性的な振る舞いを

したりしないでしょう。

 

 

セクシュアリティは、今回の事件とは

論点にもなるはずがないのです。

 

性的指向・性自認などに関する

認識の低さ・甘さ・時代遅れは、

この先もどこかの業界で露呈することは

十分にあり得るという懸念が残る

今日この頃です。

 

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