2020年開催の
東京オリンピック・パラリンピックの影響
により、LGBTフレンドリーな企業は
増えているものの、オリンピック協賛企業
の関連が多く、それ以外の企業すべてが
問題の可視化や理解ができているとは
限りません。
職場においては、カミングアウトに関連
する課題や、トランスジェンダー特有の
課題(望む性別で働きたくても、実現する
にものハードルの高さなど)があります。
カミングアウトのしづらい職場の空気感、
カミングアウトをした後に待ち構えている
かもしれない不利益、
ふとしたことで起こり得るアウティング
などにより、メンタルヘルスに悪影響を
及ぼし、離職に繋がる可能性もあります。
ただ、実際にその職場を辞めたいと思えば
辞めることが最善なのですが、
辞めることが言い出しづらいことも
あります。
最近では、職場を辞めたくても辞めたいと
言い出せない人に代わって、退職の意思を
伝えてくれる退職代行サービスまでもが
存在するくらいです。
まぁ電話やLINEで相談できる手軽さゆえに
若年層・中高年と幅広く需要が急激に高まっている
ようです。
職場を辞めるのは人それぞれに理由が
あり、辞めるときに、
何でわざわざそんなこと言ってくるのと
いわんばかりの上司がいるのも事実です。
そのフレーズでよくあるのが、
「お前なんて他所に行ったら通用しない
ぞ!」
そのような場面では、
心の声「いや、そんなことはない。
所詮この世界(会社)の中の話。
会社転職して飯食えている人なんて
なんぼでもいる。」
という姿勢って重要です。
実際、そのような上司って長年その会社に
勤めてきた正当性を証明したいだけです。
それは、
職場でのスキルが上がり、
給料も徐々に増えていき、
家族を養ってきたというような生き方
(彼らが正しいと思い込んでいる価値観)
の正当性を押し付けたいという心理状態
で、自分が辿ってきた道に外れた行動を
選択する人に攻撃するというメカニズム
です。
まぁ自分の生き方が否定されている気分に
なってしまうからの防御故の攻撃といった
感じです。
それで、おそらくそのような上司は
指導においても無茶なことを
よく吹っかけてきて、
後輩に教育よりもマウントをとってくる
傾向って多いですよねぇ。
自分が若い頃お前よりも頑張っていた感を
かましてくる様子です。
会社を辞めるときに言い放ってくる
「お前なんて他所では通用しない」発言
は、相手の選択肢を奪いにかかる、
いわば洗脳行為みたいなものです。
企業では、マイノリティに対する課題への
取組みも確かに大事ですが、
会社組織が上から下に精神的に搾取する
構造が故の、上記のような上司像が
できあがっている組織自体も危険なもの
ですねぇ。
上記のような洗脳行為をしかけてくる上司
がいたら、自分を否定されたくない防御の
ために攻撃に走っていると思って、
耳を貸さないことが吉です。
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